Webサイトの新規立ち上げやリニューアルを検討するときに、制作やシステムだけではなく戦略・コンセプトづくりのフェーズから外部の企業に依頼するケースも増えています。
こうしたコンサルティング業務を依頼するときは、どの会社に依頼するかで大きく結果が違います。深く考えずに今までの付き合いのあるところに頼んでしまうと、思っていたような結果が出ないということも多いようです。
そこでコンサルティング業務の依頼先を選定するときに、確認しておきたいチェックポイントをまとめました。
目次
1.自社の業界・規模にあった実績があるか?
まずは得意な業界があるか確認しておきましょう。優秀なコンサルティング会社でも、業界のことを知らないと進めづらいはずです。また、コンサルティング会社側は大手企業の実績をアピールしてくることが多いはず。
とはいえ、有名企業の実績があれば安心というわけでもありません。当然中小企業であれば大企業より予算は限られていますし、短期間で進めたいというニーズもあるはず。自社と同じ規模の案件で実績があるかという点も確認しておきましょう。
2.実際にコンサルティングを担当する体制は?
特に人数の多いコンサルティング会社にありがちなのが、提案時のコンサルタントとは別の方が担当するというケース。(優秀な方ほど忙しいのでやむを得ないこともありますが…)実際に担当するコンサルタントが誰になるか、どんな経験かについてはチェックしておきましょう。さらにコンサルティングの体制図を出してもらうと安心です。
3.見積もりの明細について説明してくれるか?
制作と違って、コンサルティングは業務範囲が見えにくいという問題があります。業務内容を明確にするためにも、見積もりをできるだけ細かく出してもらいましょう。
打ち合わせの頻度やスケジュールについても、見積もりの時点でお互いの意識を合わせておくこともポイント。(スケジュールがずれると、基本的にコンサルティング費用も追加になることが一般的です)
4.納品ドキュメントの内容は?
コンサルティングといっても、成果物としてドキュメントは納品してもらうべき。コンサルティング内容にもよりますが、例えば以下のようなドキュメントを納品物としてもらえるか、事前に確認しましょう。
納品ドキュメントの例
・既存Webサイトの分析資料
・コンセプトや戦略方針をまとめた資料
・ペルソナ設定資料、カスタマージャーニーマップ
・議事録
・コンサルティング総括資料
ドキュメントを納品してもらえないと、その後のWebサイト運営に支障が出ることもあります。できればPDFではなく改変できるタイプのファイルで納品してもらうと、その後更新ができるのでおすすめです。
5.立ち上げ後も継続するときのコンサルティング費用は?
Webサイトの新規立ち上げやリニューアルの場合、プロジェクト終了後も一部のコンサルティング業務は継続して依頼するケースもあります。運営フェーズになってからも対応してもらえるかという点と、その場合の見積もり金額についてあらかじめ確認しておくと安心です。
WEBコンサルティング依頼で成果を出すために
コンサルティングを依頼するときに紹介したようなポイントを確認しておかないと、成果が出ない、コストがかさんでしまった、というような事態を招いてしまいます。
発注側としてもしっかりチェックして、最適なコンサルティング依頼先を見つけましょう!