SEO内部対策の事例|1,000ページ規模の企業サイトのSEO内部対策は何をすべき?

WEBマーケティング

長期間にわたり企業のホームページを運営していて、コンテンツもそれなりの量に増えてくると、SEOの内部改善に取り組むにもそれなりに順序立てて進めていく必要があります。

今回はサービス業のお客様からSEO改善の相談を受け、改善の提案を行った事例を紹介します。

対象サイトの概要

改善提案を行った対象サイトの概要は次のような内容です。

業種:サービス業
ページ数:約1,000ページ
運営期間:約6年
CMS:WordPress

SEO内部施策の改善提案

課題1)画像のalt属性にテキスト記入

各ページ内のimgタグのalt属性が空のものが多いです。
キーワードを含めながら簡潔なテキストを入れましょう。
特に投稿記事内の本文はほぼすべてaltが空でした。

alt属性はすべて記入し、検索エンジンに対して、何の画像かを正しく伝える必要があります。

課題2)パンくずリストの改修

投稿記事(トピックス記事詳細)のパンくずを階層化させることをおすすめします。

投稿記事のページにもかかわらず、カテゴリーページのパンくずリストが表記されています。

改善のイメージは以下のとおりです。

現在)ホーム > カテゴリー
改善)ホーム > カテゴリー > 記事のタイトル〜

課題3)常時SSL対応

ページ全体を暗号化するSSL対応を推奨します。
URLが現在のhttp://〜からhttps:// になる形です。

参考記事
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/06/22/23090

課題4)ページスピード最適化

googleの推奨ツールPagespeed Insights でチェックしたところ、PC、スマホともスコアが100点中、50〜60点ほどでした。

ページ速度の改善すべき点が見受けられますので、指摘された各ポイントの修正をおすすめします。

こちらからチェックできます。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/

課題5)サイト全体の表示が重い

課題4と関連しますが、各ページの表示が遅いという印象です。
速度は、ユーザの使い勝手と、googleの評価、両面に影響します。

ページをキャッシュさせるプラグイン導入または、サーバのスペックに問題があるようであれば、サーバの移設も検討されることを推奨します。

その他チェックポイント

  • モバイルフレンドリーテスト:モバイル端末にも最適化されていました。
  • XMLサイトマップ:サイト内に設置済みでした。
  • タイトルタグ、メタタグ、h1タグなどのチェック:各ページとも適切に記述されていました。

まとめ

以上がお客様からSEO改善の相談を受けた際の提案内容でした。

各課題については、簡単なものもあれば、やや工数を要するものもありますので、優先度を考慮しながら順番に進めていくのがよいでしょう。

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