Webサイトを運営していると、気になるのが競合他社のアクセス状況やSEOの状況ではないでしょうか。とはいえ定期的に競合他社のサイトを見るのも大変ですし、どのくらいアクセスがあるかはわかりません。
そこで便利なのが、他社サイトの解析ができるツール。ライバル企業のサイトを解析できれば、自社Webサイトを今後どう改善していくか検討しやすくなります。
今回は、他社サイトを解析できる便利なツールを3つご紹介いたします。
1.Similar Web
競合他社のアクセス解析ができるツールとして有名なのが「Similar Web」です。月間10億ページを分析するクローラーなどが得た情報をもとに、他社サイトのアクセス状況を調べることができます。全体的なアクセス数のほか、流入元や検索されているキーワードなどを見ることも可能。さらに他社が出稿しているWeb広告の内容も、チェックできます。
競合他社の動向を詳しく知りたいときは、まずSimilar Webを検討しましょう。無料版もありますので、まずは無料版で試してみることをおすすめです。
2.AdMatrix Analytics
「AdMatrix Analytics」は自社や他社のSEOを解析できる無料ツール。ChromeまたはFirefoxのブラウザに追加するプラグインとして配布されています。
他社サイトのページを表示したときに、「AdMatrix Analytics」が自動的にページの内容を解析。どのくらいSEO内部対策がなされているかについて、表示してくれます。キーワード出現率やタイトル、見出しタグの設置状況を一目で見ることができます。
さらに各ページの「被リンク数」を確認できる機能もあり、SEO内部対策だけではなく、外部対策の状況も確認できます。もし競合他社サイトでSEOがうまく行っているところがあれば、チェックしてみるとその秘訣がつかめるかもしれません。
もちろん競合他社サイトの調査だけではなく、自社サイトのSEOがきちんと対策できているかをチェックしたいときにも活用できます。
3.VALUES eMark+
「Similar Web」はイギリスの企業が開発したツールですが、「eMark+」は日本のVALUES社が開発したツール。国内20万人規模のモニターによる行動ログをベースにしているため、国内のユーザー動向を反映した解析ができる点が特徴です。
「Similar Web」と同様、競合他社サイトの流入元や検索キーワードをチェックすることができます。さらに他社が出稿している広告については、広告の集客効果を見ることも可能。他にも「eMark+」では日本の統計情報も利用しており、アクセスしているユーザーの属性が見られる機能もあります。「eMark+」にも無料版が用意されていますので、まずは使ってみてはいかがでしょうか?
おわりに
競合他社サイトの解析ができる代表的なツールを3つご紹介しました。どうしてもWebサイトの運営というと自社サイトの解析がメインになりがちですが、競合他社について知ることも実は重要です。
競合他社のSEO対策状況や広告出稿状況をこまめに見ておかないと、いつの間にか差をつけられてしまう可能性も。
今回紹介したツールを使えば、手動で行うより効率的に競合他社サイトの分析ができます。コストはかかりますが、ぜひ検討してみてください。